古代のことがらを学ぶことによって、現代の指針とすることができるのではないかと思っています。

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わたしの記事は、なるべく断定するのを避けるために分かりにくい文章になりがちですが、ここはひとつ分かりやすいよう、今日は少し具体的に書いてみようと思います。

私がコリンズ氏の本を一部翻訳してみて分かったことは、「Duat(デゥアト)」とは太陽神ラーの顕現である太陽が夜に旅する領域で、地下洞窟はそれを物理的に表現したものであるらしいこと。

また一方、ハンコックはその著書「創世の守護神(上)」の中で古代エジプトの埋葬テキストである『デゥアトにあるものの書』 について触れ、 「『 デゥアトの隠された場所 』と呼ばれる天空の領域を地上に再現するように指示した場所がある。」 と書いています。

このふたつを考え合わせると、天空にある「デゥアトの隠された場所」を地上に再現したものがギザで発見された地下洞窟である可能性がとても高いと思えるのです。

そして、もしも地下洞窟が「夜の旅」を表わしているならば、「昼の旅」を再現したものはどこにあるのか?・・・
(古代エジプト人の神話によれば、太陽神ラーの旅は「昼の旅」と「夜の旅」に分かれているので、昼の旅もきっとどこかにあるはずです。 (→ 天の川銀河を航行する「太陽の舟」参照 )

以前の記事「太陽神の死と再生・・・ヌト女神が表わしているものとは? その2 」でリンク先でお借りした写真の中の女神を見ると、ヌト女神が背中合わせにふたつに分かれているのがわかります。


ヌト女神(KV-9)
(そして、この絵のタイトルは「昼の書と夜の書」だそうです。)

                 egypt6b.jpg


そして、以前の動画によればこの絵は「ヌト」ではなく、「デゥアトとして知られている絵」だというのですから、どうやらこの女神は「ヌト」と同じ顔をして同じように見えるけれども、ふたつあるので少々別の見方をしなければならないかもしれないと思いました。

それはすなわち、古代エジプト人は、「太陽神の旅する領域」であるヌト女神を、ふたつに分けたようだと。

①、ひとつは、赤い丸で表わされた太陽神が「デゥアト」を通過しているとき。(=夜の旅。( 「夜になると太陽は母なるヌトに吸い込まれ・・・」 とあるので )

②、もうひとつは、太陽神が「デゥアト」を通過していないとき。(=昼の旅) 

(・・・・つまり、☆のマークで表わされた太陽神でない他の星々がそこを通過しているか、そこに存在しているとき。) 

そうすると、デゥアトとはなんなのか・・・?


「ヌト」はこれまで見てきたように、天の川銀河の円盤=平面を(便宜上)横から見た姿と考えられます。


       600px-Milky_Way_Arch_201503062339495cd.jpg
 

そして近年、我々のすむ太陽系は天の川銀河の赤道面付近を通過しているようです。


           galactic-alignment2_20150516100454455.jpg
           Galactic Equator=銀河の赤道面


過去記事にも引用しましたが(こちら)、ロシアの科学者アレクセイ・デミートリエフ博士の論文によれば、この付近は強い磁場や星間に存在する粒子など、エネルギーが充満した星間空間であり、太陽系にとっては非常な「難所」であるということです。

この結果、「結果的に、惑星間の領域に大量のエネルギーが投入され、太陽を揺すぶって不安定な行動をとらせ、地磁気を弱め、私たちの惑星が経験している地球温暖化を激化させている可能性があるのだ」というです。

そして、数年前から星間雲を出たり入ったりしていた太陽系が、2012年の冬至ごろからはすっぽりと「星間雲」に入ってしまったと言われています。

古代エジプトの重要な概念である「デゥアト」とは、我々の地球に現在リアルタイムで大変動を起こしているこの「星間雲」のことではないのでしょうか?

そして他方、この星間雲は、前頁で見たように「太陽の船を座礁させ、正常な天の運行を妨げる」アポピス蛇としても表現されているように思えるのです。

アポピス蛇の姿は、蛇行しながら公転しているという太陽系の軌道によく似ています。そして、その体は「砂州(さす)」でできている」ということですが、「砂州」は細かい砂の粒子の集まりなので、「星間雲に充満しているという各種の粒子」を思わせます。


            Galactic_Plane_1.jpg
             Central Galactic Plane=銀河面の中央  
             Solar System/Earth=太陽系/地球
             Cyclic Movement=周期的な動き



そして、この蛇は「世界を混沌に引き戻そうと、あらゆる悪を試みる。」とあるように、近年著しく増加している地震や火山の噴火、巨大化している台風、竜巻に洪水、季節はずれの異常な気象・・・とあげればきりがないくらい数々の異変もこのせいではないのでしょうか?
(どうやら緘口令が敷かれているようで、この点についてはその後詳しい情報が見当たりませんが、このような大規模な異変を起こせるものは他には考えられません。)

何よりも、あの「人類の遺産」とも言うべきエジプトのギザ台地に、「地下洞窟」という形で具体的に残されていることが、その重要性を物語っているように思えるのです。

そして、最後に(これはあまり考えたくありませんが)、太陽神の「夜」の旅が「死者の世界」であるナイルの西側と、地下の暗い洞窟を通ることで表わされているように、この領域では多くの人の命が失われることを暗示しているのではないでしょうか。


Duat(デゥアト)に関する関連記事・・・「2つの地平線の神」ほか

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ここでちょっと、「太陽神の旅」についての神話を補足・・・

ずっと前の記事(「巨大な「蛇」の意味するもの」)でも書きましたが、太陽神の旅の途上には、行く手を阻む「謎のヘビ」が登場するのです。



     apopis_2.jpg
[上図]
テーベ西岸、デイル・エル・メディーナにある貴族インヘルカの墓 ( 第20王朝 ) より。
太陽を象徴する聖なる木、シカモア・イチジクあるいはペルセアの樹をとりまくアポピスを倒す「ヘリオポリスに住む太陽神ラーの大いなる雄猫 」。
太陽神ラーの分身というか使い魔的な猫が蛇を倒す姿は、これ以外にもいくつか残されている。
上部の文章は死者の書17章。



( 参考・・・ファンタジィ事典miniより )
太陽神、天空を航海して邪悪な蛇と戦う!?

ラーは古代エジプトの神話に登場する太陽神。
太陽信仰が盛んだったイウヌゥ(ヘリオポリス)を中心に、エジプト全土で最高神として広く崇拝された。

隼(はやぶさ)の頭を持った神、あるいは隼そのものの姿で、頭には太陽円盤を載せている。
毎朝、船に乗って東から昇り、昼の間は天空を移動してエジプト全土を照らしている。

夕方になると西の地に沈み、夜の間は冥界を移動しているという。

航海の間、大蛇アーペプ(アポピス)が航行を邪魔するため、ラーはアーペプと戦った。
この戦いでラーが苦戦すると天候は荒天となり
、アーペプがラーを呑み込むと日蝕が起こると説明されていた。(以上引用)


☆このように、太陽神ラーの航行を邪魔するという「アポピス蛇」についてもうちょっと詳しく書かれたものを見てみると・・・。

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Apophis、Apepi (仏語:Apophis)・・・(こちらより引用 )
( 古代名:アーペプ/ギリシア名:アポピス/別称・別綴り:アペピ、アペプ )

主な称号
恐ろしきもの、巨大なもの、恐ろしきもの

主な信仰
神様と呼んでいいのかどうだかは微妙。巨大なヘビ。

エジプトにおける「ヘビ」は、畏怖の対象とされ、王権の守護者であるコブラ以外のヘビは、すべてアポピスの眷属とされ、忌まわしいもの、恐ろしいものだった。
アポピスはその代表にして、最も恐れられた最大の存在である。基本的には忌まわしいものだったにも関わらず、「名」と「姿」がよく知られている。

古代エジプトの宗教観では「描かれたものはそのままの姿で存在するのと同じ」であったため、壁画などでアポピスが描かれる場合は、自由に動き回る姿ではなく必ず「縛り付けられている」か「調伏されている」姿となる。


       ↓こんなかんじで。

apopis.gif



◎原初の時より存在するもの

邪悪と混沌の化身にして、世界の始まりたる、「原初の水」から誕生した存在とされる。

原初の水から秩序ある世界が作り出されたのちも、世界を混沌に引き戻そうと、あらゆる悪を試みる。
また、その体は「砂洲」と呼ばれ、太陽の船を座礁させ、正常な天の運行を妨げる ものとされた。


通常は蛇の形だが、世界に秩序が生まれる前の混沌の化身であるため、「混沌」という概念そのものでもある。
その混沌を制御し、従えることで、世界の秩序は保たれる。…と、いうことで、宗教儀式では、ヘビを打ち倒すという行為が、しばしば行われた。

アポピスを退けるための「アポピスの書」というそのまんまな名前の呪文書があり、そこにはアポピスの起こす様々な災いが書かれている。

エジプト神話では、「日食」はアポピスが空をゆく太陽の船を飲み込むために発生すると考えられており、「アポピスの書」にはそれに対する呪文も書かれている。


corona_hole_20150514000054256.jpg
【2013年7月24日 NASA】太陽観測衛星「SOHO」がとらえた太陽の北極付近に現れたコロナホール。これまでにとらえらえたコロナホールの中でも最大級のもののひとつで、太陽の表面の4分の1ほどを覆い隠すように見えている。(こちらより )


◎必要悪として

恐れられ、忌み嫌われる存在ではあったが、罪深き死者たちを罰する役目も負う。死者が冥界にゆくために必要な呪文集「死者の書」には、アポピスを退けるための呪文が数多く記されており、いわば試練を与える存在でもあったようだ。

また、しばしばセト神の同類とされたように、この世に存在すべき必要悪もしくは決して完全に滅することの出来ない根源的な存在として認識されていた。


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地下洞窟についての動画があったので貼らせていただきます。


Giza's Cave Underworld Rediscovered



Andrew Collins Talks About His Discovery in Egypt Part 1

この動画の1:3 あたりに肖像が出ていますが、この洞窟を最初に発見したのはコリンズ氏ではなく、1817年当時にイギリスの総領事であった Henry・Salt 氏とイタリアの探検家の Giovanni・Caviglia 氏でした。
つまり、2015年の今から見ると、発見されたのは約200年も前ということになります。

しかし、この二人にとってはこの洞窟はあまり魅力的に見えなかったらしく、探検した時の記録はわずかしか文章に残されていなかったということです。

6:5 あたりの地図はトンネルの入り口付近の図 。

8:10 あたりに出てくるデゥアトの絵はとても重要です。(古代エジプトの葬祭テキストに描かれたデゥアト第5層の図。)


img11.jpg

三角形のピラミッドのように見える丘の下にある楕円形の空間の中に立っているのが鷹の頭をもつ「ソカル神」で、この空間の左右に鎮座しているのがアケルライオンです。
(ちなみに、左上にあるのは実際のぴラミッドとスフィンクスの図ですが、第5層の図ととてもよく似ているのを示したくて並べて表示しているようです。)


この(動画の)図の横には、こう書いてあります。

Giza-Rostau  ”Mouse of the Passages”
ギザーロスタウは”通路の(あるいは通路に開いた)口”。

Physical representation of the Egyptian Underworld at Giza?
(これは)ギザの地下世界の物理的な表現でしょうか?

Guarded by Falcon headed god Socar.
鷹の頭をもつ神、ソカルによって守られている。


ところで、だいぶ以前にこの地下洞窟の全体像をわかりやすくブログにまとめてくださっている方がいましたので、以下に引用させていただきました。( こちら より )

イギリスの探検家がエジプトのギザの3大ピラミッドの地下に巨大な洞窟を発見したと主張している。
その洞窟はギザのピラミッドの地下に位置し、コウモリや有毒のクモなどがたくさんいる危険な場所らしい。

1817年にイギリスの当時の総領事がイタリアの探検家とギザのこの地下墓地を探索した時の文章と言うのが残っていたそうで、ピラミッドの下には数百フィートにも上る洞窟がありそこを探検し、さらに4つの大きな部屋があったことが記録されている

今回、イギリスのエジプト考古学の専門家の協力の下にギザの台地でこの1817年の時の探査を再び行い、ピラミッドの西に現在では記録されていない地下墓地への入り口が見つかった。その入り口は岩の割れ目にあり、中は大きな天然の自然の洞窟に繋がっている。

古代エジプトの葬祭などについて残っている文章によると、明らかにギザピラミッドの近くの地下墓地の存在に触れているそうで、昔はこのギザという場所は「Rostau」として知られていた。これは「通路の入り口」を意味する。

これは古代エジプトの地下世界として知られている「Duat」と言う地域と同じ名前で、今回発見された通路の入り口はその地下世界への入り口であり、その先には長い地下通路が存在しているかもしれない。

(以上引用、下線は筆者による)


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