古代のことがらを学ぶことによって、現代の指針とすることができるのではないかと思っています。

星の扉(とびら)背景

# 星の扉(とびら)

# 検索フォーム

# カテゴリ別記事一覧

# 最新記事

# アクセスランキング

[ジャンルランキング]

75位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
歴史ミステリー
3位
アクセスランキングを見る>>

このタイトルに少々ドキッとなさった方もいるかもしれませんが、これは過去記事でも触れた、天空の女神「ヌト」と、大地の神「ゲブ」のことについて書こうとしたものです。関連記事・・・「ヌトとゲブについての仮説」


           天空を支える神


Wikipedia によると、ヌト(Nut, Nuit)は、古代エジプト神話の天空神。日本語ではヌウトやヌートとも表記される。
ヘリオポリス神話では大気の神シューと湿気の神テフヌトの娘。

兄でもある夫、大地の神ゲブとの間に、オシリス、イシス、セト、ネフティスをもうける。

夫のゲブと抱き合っている所を無理矢理シューによって引き離され、天と地とが分かれたとされる。

指先と足先とで大地(ゲブ)にふれ、弓なりになった腹部に星が輝き(天の川)、シュー(大気)がこれを支える。

ラー(太陽神)の聖船が従来することもある。

死と再生を司るイメージから、葬送の女神ともされる。

この神話はエジプト神話の中でも特に有名で、横たわったゲブの上にシューが立ち、ヌトを支える図像はよく知られている。


つまり、夫婦であったヌトとゲブは仲が良すぎてお互いくっついてなかなか離れなかったので、「大気の神」シューによって無理やり引き離されたというお話です。

このお話についてもっと詳しく載っていものがあったので以下に抜粋します。

ヘリオポリスの天地創造神話

神話によると、かつて世界は天も地もなく、真っ暗闇で、見渡す限り形のない混沌とした海だった。

最初の神である創造主アトゥムだけが、立つところも座るところもなく、じっと動くことなく存在した。

その原初の海は、古代エジプト語で「ヌン」と呼ばれた。

最初に、神はつばを吐くことで(一説には自慰行為で)大気の神シュウと湿気の女神テフヌトを産みだした。

この二神から大地の神ゲブと天の女神ヌトが生まれたが、両者ははじめ互いに重なって横たわっていた


     pictures-night-sky-astrophotography-photo-contest-reunion-island-milky-way_35567_big.jpg
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011051807より  第2回国際地球と空の写真コンテストの「美しい星空」部門で3位に選ばれた、フランス領レユニオン島のパノラマ写真。


やがてゲブとヌトは結ばれ、ヌトはゲブの子を身ごもる。それに嫉妬した父親のシュウは、ヌトを頭上に持ち上げて二人を引き離した。

こうして、天は上に、大地は下に、その間には大気と湿気が存在するようになった。

ヌトが生んだ子供たちは太陽と星々になって、ヌトの上に散らばったという。


(ちなみにヌトとゲブの子供たちとは、オシリス、イシス、セト、ネフティスで、これにアトゥム、シュウ、テフヌト、ゲブ、ヌトの五神を加えて「ヘリオポリスの九柱神」を構成すると言われています。)

(図説エジプトの「死者の書」より)

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


以前、女性であるヌトがなぜ男性であるゲブの上になっているのかという点について(つまり、なぜその逆でなかったのかという点について)、男性の視点から書かれた文があったのですが、、私はその内容そのものよりも、この点について考察されたこと自体が面白いと感じました。

つまり、男性のファラオが支配しており、知られている限りでは特に女性の権力が強かったというわけでもない古代エジプトで、なぜ男女の交わりがこのような形で描かれたのか?という素朴な疑問が語られていたからです。 



前に『永遠の「時間の周期」』のところで引用したところによると、オベリスクは男性の象徴ということになりそうです。

                    photo13_20130508204310.jpg


が、しかし、なぜ目にすると恥ずかしさを感じるようなものを、堂々と広場の真ん中に立てたのか、私は以前から不思議に思っていました。先の尖ったオベリスクの先端が空に向かって立っている様子は、まるで天を突くようです。

しかし、この疑問はそれに対応する天空の存在、「ヌト」という女神の存在に気づいたとき、氷解するのではないでしょうか。

エジプト人たちは、天の大空にかかる天の川と、地球との合体をよりわかりやすくするため、このふたつのものを男性と女性の結合に喩えたのでしょう。

そして、地上には男性器の象徴であるオベリスクを立て、「精子」を意味する名前をつけておけば、おのずとこれが大地の神ゲブのそれであることを悟らせ、また天空の女神との結合を思わせることができるわけです。

そして、なぜ上の図とは反対に下が女性で、上が男性にならなかったかというと、それは、ヌトには太陽神を生むための「子宮」があるからではないでしょうか?

古代エジプト人は太陽神には「死と再生」があると考えていたので、それを表すには太陽神を飲み込むための「口」と、生むための「子宮」という二つのシンボルが必要だったと考えられるからです。

それゆえ、上にある天の川の象徴が男性ではなく、女性の象徴として描かれたのではないでしょうか。


ラムセス6世墓内部の天井画(http://www.geocities.jp/erizo5554/travel/egypt2000/luxor.htm)より



            west_bank1.jpg

ラムセス6世墓の天井画にはヌトが背中合わせに2体描かれており、ひとつは上の写真のように実際に太陽神を飲み込むところが描かれているようです。

ヌトの「子宮」を含め、この絵の全体図についてはこちら…「ヌトについてのもうひとつの考察」





FC2 Blog Ranking←「FC2ブログランキング」登録してみました。よかったらクリック頂けると幸いです。

関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

# QRコード

QR

# 固定要素

固定要素:a
固定要素:b
固定要素:c
固定要素:d
固定要素:e
固定要素:f
固定要素:g
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。