「特定秘密保護法案反対」デモに参加



2013.12.10

ご無沙汰してます。最近は、国会の動きに注目していたのでブログの間が少しあいてしまいました。
にもかかわらず、多くの方が見にj来てくださって感謝しておりますとともに、閲覧数も前と同じくらいに回復したのでほっとしています。
私事で恐縮ですが、数日前の12月5日、国会議事堂前で行われていた秘密保護法案反対のデモに参加してきました。あの日、ついにこの法案が与党によって強行に可決される予定だと聞いて、じっとしていられなくなったのです。
幸い、私の住んでいる所から国会までそれほど遠くないですし、前から一度デモに参加してみたいと思っていたので、ちょうどいい機会でした。
とはいっても私自身は、ふだん政治のことは国や政治家に任せっぱなしで、腹が立つことがあっても自分の力ではどうにもならないと思っている、割と平均的な(と思われる)日本人でした。
しかし、 Twitterやブログなどで皆さんがいろいろな情報を教えてくれるおかげで、今回ばかりは抵抗しないと日本が大変なことになる、あるいはこのブログも含めて今後、思ったことを自由に表現できなくなるのではないかという危機感もあり、参加してきました。
また、こうした今の自分の意識を変えたいという思いもあり、実際に行動して、同じ思いの人達の中に入れば自分自身の意識も変わるかもしれない・・・そういう期待もありました。
しかし、参加するといっても何かの団体に所属しているわけでもなく、ほとんど思いつきの行動でしたので、デモをやっている場所がどこなのかわからず、駅におりてからそれらしき団体に出会うまで、議事堂の周囲をうろうろ歩きました。
私が行ったころはまだ日が暮れる前でしたので、国会議事堂周辺の人通りもほとんどなく、正門の前まで行くと、恐そうな警察官の姿ばかりが目について、非常に心細い思いをしました。
(ちなみに警察官をいっぱい乗せていそうな護送車みたいな車が正門前に3台も止まっていて、人々は足早にその前を通り過ぎていました。)
上空にはバラバラと音を立ててヘリコプターが2台も議事堂の周囲を旋回しており、マスコミなのか警察なのか知りませんが、まるで映画のワンシーンを見ているようだと思いました。秘密保護法案の強行採決に向けて、厳重な警戒態勢が敷かれているようでした。
そこから少し歩いて国会議事堂の左手のほうにいくと、何かの宗教団体の人たちが20~30人くらいはいましたが、警察官たちに囲まれて萎縮しているように見えました。人数が少ないのにもがっかりしましが、私はデモというのはもっと威勢よく声をあげたりねり歩いたりしているものだと思っていたので、少し拍子抜けしてしまいました。
しかし、それから時間が経ち、拡声器を通して聞こえてくる国会内の情報や秘密保護法反対の議員の励まし、またデモの音頭を取ってくれる人のおかげで、周囲の人たちも少しずつ声を上げはじめ、日が暮れるにつれてたくさんの人たちが集まり、警察官の前で萎縮していた人たちも、少しずつ勇気を取り戻したようすでした。
私も当初やりたかったように声を上げ、国会議事堂の建物に向けて、初めて日本の政治に対する自分の気持ちをぶつけてくることができました。残念ながらこの翌日、この法案は本会議で成立させられてしまいましたが、自分の中で、これからもこうした違法な行為(だと私は思っているのですが)には抵抗するぞ、という心構えを持つことができたような気がします。

(参議院での強行採決が行われた5日、国会議事堂の周りでデモをする人々。夜遅くまで抗議行動は続けられた。http://blog.goo.ne.jp/chiba20110507 )
秘密保護法が成立してしまった後でも、「今日が終りじゃない。はじまりですよね!!」という山本太郎さんの力強い言葉に励まされる。
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★書き足りていない気がしたので少し追記します。(12月11日)
(実は記事を書いた後、なんだか書き足りていないような気がして後から部分的に修正をすることはよくあるのですが、どうぞご容赦を・・・。漏れなく見たいと言う方は、記事を更新したときに一応その前のほうの記事もチェックしてくだされば、大体読めると思います。)
実は、このデモに参加したとき、非常に強く感じたことがあったのですが・・・。
日が経ってから改めて自分の記事を読んでみると、体裁のいい作文みたいになっていることに気がついたので、少々補足したいと思います。
それは何かというと、あの日一番印象深かったのはデモそのものよりも、むしろデモの始まる前の緊迫した雰囲気や、警察官の多さ、警戒態勢のすごさなどによって受けたショックでした。
初めてのデモ体験がもっとなごやかな感じのものだったらよかったのでしょうが、あの日はたしか前夜から与党が強行に採決しようとしていて、それに対抗して野党の人たちも泊まり込みで徹底抗戦の構えで、国会内もそれを見守る市民たちも、これまでにないほど緊迫した状況でした。
それと、たったひとりで行ったのも失敗でした。国会議事堂のまん前まで来たとき、まだデモの予定時間のだいぶ前だったのか、以外にも集まっている人は一人もいなくて、代わりにいたのが中の見えない護送車のような不気味な車がずらりと3台。

(この画像は7月の反原発のときのもののようですが、護送車が写っていたのでお借りしました。)
http://blogs.yahoo.co.jp/xnrst655/GALLERY/show_image.html?id=6214289&no=13
そこに警官が入っていくのを見て、中にはざっと見積もって1台につき10人~それ以上は警官が乗っていそうだなと思いました。(実際にはいなかったかもしれませんが)
車が3台だから合計で30~40人以上は警官が乗っているかもしれない、その車のすぐ脇を通っていかなければ道の向こう側に行けないとわかったとき、恐くて今来た道を逆戻りしたくなりました。(しかし、すぐ手前まで来てUターンするわけにも行かないのでさっと通りすぎましたが。)

また、その国会議事堂前の一本道を向こう側から二人の体格のいい警官が歩いて来て、すぐ横をすれ違ったとき。
なんだか自分が悪いことをしているわけでもないのに、警官たちに呼び止められて尋問されそうな気がして、思わず自分の顔に「特定秘密保護法案反対」と書いてないだろうかと確かめたくなりました。
あの日、私が一番感じたことは、決してオーバーではなく、警官たちに対する「恐怖感」でした。
しかし、どうやらそれを感じていたのは私だけではないようでした。数十人集まっていた団体の人達でさえ、最初はそれ以上の人数の警察官に囲まれて一言も発せずにいたのですから・・・。
けっして悪いことをしているわけでもなく、ただ「秘密保護法案」というわけの分からない、理不尽な法案が強行に採決されようとしていることに反対しているだけの一般市民を、警察官が数十人も包囲しているという状況は、私にとってはどう見ても「異常な」光景でした。
私は、たぶんあの日に感じたことを、しばらくはは忘れられないだろうと思います。
平凡な日常の風景からはかけ離れた、警官の、市民に対する「異常な」行動を・・・・・・。
でも、こんな思いをしたことでひとつだけよかったことと言えば、今までよりも山本太郎さんや三宅洋平さんなど、市民のために活動している人達に同情の気持ちが湧いたことです。
あの人達は、私達の民意を政治に反映させるために真剣に戦ってくれているのに、こんな風に恐い思いをさらにいっぱいさせられているに違いないと、実感をもって感じることができました。
人前では笑顔で挨拶していても、山本太郎さんも何度か脅迫状を受け取っているし、また三宅洋平さんの動画を見ていたら、選挙のときに泊まったホテルで24時間警官に監視されて嫌だったと語っていました。
それを思うと、私達は余計にこれらの人達を支えるために応援をしてあげなければいけない、また応援したいと強く思いました。
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