「 左回り 」 と 「 右回り 」



2014.02.01
1月の初め、江ノ島神社に行って茅の輪潜り(ちのわくぐり)をしてきました。
(わたしは神奈川県在住なので江ノ島に比較的近いのと、個人的に弁天様が好きだということもあって、よく江ノ島に遊びがてらお参りにいきます。江ノ島には見どころがたくさんあるのでけっこう一日楽しめます。)
茅の輪くぐりとは、神社で「大祓え(おおはらえ)」の行事のときに行われるものらしく、6月と12月の晦日(みそか)に、過ぎた半年間に積もった罪や穢れを除き去るためにするのだそうです。
で、その時にくぐる「茅の輪(ちのわ)」とは、大体下のようなものです。

で、これにはちゃんとした「くぐり方」があるそうなので、記しておきます。
茅の輪くぐりの作法(茅の輪のくぐり方)
http://www.shikinagayoshi-jinjya.org/ooharai.htmlより引用

茅の輪の前に立ち、軽く礼をして
左足よりまたいで左まわりに1廻り。
次に右足よりまたいで右まわり。
また左足よりまたいで左まわりと、八の宇を書くように三度くぐり抜け、ご神前へを進みお詣りします。
(この図を見ると、なんだか永遠を表わす記号「∞ 」みたいですね。)
で、「・・・この儀式の意味はなんなのだろう?」と興味を持ちましたが、その訳は、
古事記の創世神話 その4 で、「イザナギとイザナギが沼矛をかき回した後、オノコロ島に下りて
「男神は左から、女神は右からまわって『ミトノマグワイ』をして日本の国々、山川草木、神々を生んだ」とあったからです。(しかも、女から先に声をかけて回ったら失敗し、男の方から先に声をかけて回ったら「まぐわい」に成功したとあります。)
ネットで調べてみると、神道の清めやお祓いには
左→右→左という順番が存在するのだそう。
例えば、
(1) 神社を参拝する前に左→右→左の順番に手を洗う。
(2) 清めの塩を左→右→左の順番にまく。
(3) 神職が大麻(おおぬさ)を左→右→左の順番に振る。
(4) 切麻(きりぬさ)を左→右→左の順番に体にかける。
のように。なぜか必ず「左」が先なのですね。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
一方、出雲大社といえば、なんといってもその大きな注連縄(しめなわ)が特徴ですが・・・・

一度訪れたときから、この「注連縄(しめなわ)とはいったい何の象徴なのだろう?」ってことが気になってました。
そこで、Wiki(注連縄)で調べてみたら、興味深いことが分かりました。
(Wikipediaというと、地味な解説が多いという印象ですが、意外と面白い発見があるのです。)
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
巻き方・注連方(しめかた)
縄を綯(な)う=「編む」向きにより、左綯え(ひだりなえ)と右綯えの2通りがある。
左綯えは時計回り に綯い、右綯えは逆で、藁束を星々が北極星を周るのと同じ回転方向(反時計回り)で螺旋状に撚り合わせて糸の象形を作る。
左綯え(ひだりなえ)は、天上にある太陽の巡行で、火(男性)を表し、
右綯えは反時計廻りで、太陽の巡行に逆行し、水(女性)を表している。
祀る神様により男性・女性がいて、なう方向を使い分ける場合がある。
大きなしめ縄は、細い縄を反時計回り(又は逆)にまわしながらしめ、それを時計回り(又は逆)に一緒にしていく。(下の動画を見ると、銀河系は時計回りですね。)
なお、出雲大社など島根県では一般とは逆に左から綯い始めるものが多いそうです。
(一説によると、出雲大社で祀られている大国主神は男神だからだそうです)
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
上記の文を読んでいたら、なんだか天体の「右回り」と「左回り」を調べたくなったので、調べてみました。
(自転)
地球も太陽も反時計回りで同じ方向に自転しています。月も同じで反時計回り。
(ちなみに月は公転周期と自転周期が同じで、いつも同じ面を地球に向けている。)
(公転)
地球を含め、他の惑星達も太陽の周りを反時計周りに公転している。
地球の衛星である月は、地球の周りをやはり反時計周りに公転している。
http://image.search.yahoo.co.jp/search?p=%E6%9C%88%E3%81%AE%E8%87%AA%E8%BB%A2%E6%96%B9%E5%90%91&aq=-1&oq=&ei=UTF-8#mode%3Ddetail%26index%3D1%26st%3D0

そして、太陽系全体も・・・この動画が正しいのだとすると、反時計周りだ。
(この動画、以前に貼った動画の修正バージョンみたいです。→ 13000年周期の謎と、宇宙の螺旋(らせん) )
The helical model - our Galaxy is a vortex
ということは、太陽系の衛星・惑星・恒星の運動はほぼすべて「反時計回り」だということでいいのだろうか?(金星だけは自転が反対に時計回りなのだそう。)
「右綯えは反時計廻り」なので、天体の運動は「右綯え(女性)」ってことだ。(つまり陰陽でいえば「陰」のえネルギー。)
>大きなしめ縄は、細い縄を反時計回り(又は逆)にまわしながらしめ、それを時計回り(又は逆)に一緒にしていく。
(動画を見ると、衛星・惑星系の運動は半時計回りなのに、銀河系自体は時計回りで一緒ですね。)
・・・・・「で、それが分かったからってなんなの?」
と聞かれても困りますが(笑)、とりあえず貼っておきます。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
FC2 Blog Ranking←「FC2ブログランキング」登録してみました。よかったらクリック頂けると幸いです。
- 関連記事
-
-
諏訪の「御柱 (おんばしら) 祭」~ 最後の”縄文王国”の謎~(その2) 2016/09/16
-
諏訪の「御柱 (おんばしら) 祭」~ 最後の ”縄文王国” の謎~ 2016/07/24
-
纏向遺跡(まきむくいせき) つづき 2014/07/08
-
邪馬台国の謎・・・奈良県の纏向(まきむく)遺跡 2014/07/03
-
天と地を結ぶ「心御柱(しんのみはしら)」 2014/02/06
-
「 左回り 」 と 「 右回り 」 2014/02/01
-
葦牙(あしかび) 2014/01/23
-
古事記の創世神話 その4 2014/01/21
-
古事記の創世神話 その3 2013/12/28
-
古事記の創世神話 その2 2013/12/21
-
古事記の創世神話 2013/12/21
-
スポンサーサイト
|
- |
- |
page top
|