太陽神の死と再生・・・ヌト女神が表わしているものとは?



2014.11.29
スカラベについて色々調べていたら、面白いことに気がつきました。
それは、下の動画を見ていたときだったのですが、・・・
1:40秒あたりから、以前に過去記事でも紹介したことのある、「ラムセス6世の幻室天井画 」・・・(「ヌトについてのもうひとつの考察」より )が出てくるのですが、ヌトの子宮の部分にスカラベが描かれていることに気がついたのです。
小さくて見えにくいですが、絵の左のほうにヌトの子宮から再び生まれた太陽神が描かれており、スカラベが太陽円盤を空に押し出すようなかたちで描かれています。
そして、ヌト女神の体内を、赤い丸で表わされている太陽(太陽神)が通過している様子も・・・。今回は、この絵の意味について深く考えてみたいと思います。
私はヒアリングが得意でないので訳がところどころで申し訳ないですが、手元にある資料などから、この動画の前半はおおむねこういうことを言ってるのではないかと推測します。
古代エジプトのスカラベ
エジプト人にスカラベ甲虫の神として知られている 「KHEPRI (ケプリ)」は、
太陽神ラーが朝、東の地平線に昇るときの神です。
ラーが空を横断する昼の時間の旅は鷹の頭を持つ男として表わされ、
夜になり、太陽が西の地平線の下に沈むと、アンダーワールド(あの世・または
冥界を意味する)を通る太陽神の夜の時間の旅の間は、羊の頭をもつ男の形をとる。
太陽の昇ることと沈むことは太陽神の誕生と死と考えられ、
古代エジプト人の埋葬のアートのモチーフに使われる。
地下(冥界)を意味する「アムーデュアト」、または「ユミーデゥアト(?)」としても知られている
新王国時代の墓にある絵で私たちは、ラーの天空を横切る旅を見ることができる。
「KV-9」に葬られている王、ラムセス6世の墓で見られるように、
( KVとは KING’S VALLEYの略で 番号は発見された順 )
ラーの天空を横断する旅の中で、夜になると太陽は母なるヌトに吸い込まれ、
明け方にはヌトから、「ケプリが太陽円盤を空に押し出す形で」 再び誕生する。
不思議なのは・・・なぜ、古代エジプト人は太陽神ラーをスカラベとして描いたのか?ということだ。
(以上、2:30あたりまで))
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以下参考まで・・・
クヌム
(Wikipediaより)
クヌム神の神話・・・クヌムは羊の頭を持つ男神。
クヌム(Khnum, Knum, Chnum, Khunemu)は、古代エジプトから伝えられている創造神の一人。
ナイル川を司る神ともされ、その起源はエジプト神話のラーよりも古いとされる。フヌムとも呼ばれる。
クヌム信仰ではこの神だけが創造神で、粘土を捏ねて他の神々や万物を作り上げたとされる。

古代エジプトのスカラベ
scarab(Yahoo!辞典より)
甲虫類に属する昆虫の一群で、タマオシコガネ、フンコロガシなどとよばれる。
獣糞(じゅうふん)を球状にして転がし、餌(え)にしたり、産卵に用いる。
古代エジプトでは、その生態に象徴的意義をみ、スカラベの姿神ケプリ(ケペリ)が崇拝された。
糞球を運ぶようすを、太陽が天空を東から西に運ばれる姿になぞらえ、ケプリ神は
太陽神アトゥムと同一視された。ケプリとは「自ら生まれた者」の意。
スカラベは「再生」「復活」「創造」のシンボルとされ、古代エジプトではその意匠は彫刻、
印章、護符、装身具などに用いられた。
彫刻ではカルナック神殿の像、大英博物館蔵の巨像が有名。
護符にはラピスラズリ、トルコ石、黒曜石、ファイアンスなどが用いられ、
裏面に所有者名や神像などを彫り、身につけたり、ミイラの包帯に巻き込んだ。
やや大形で、裏に「死者の書」を記した「心臓スカラベ」は、
ミイラの胸の上に置かれた。

(太陽を持ち上げるスカラベの右にいるのがケプリ神、左側がクヌム神だが、スカラベを手伝っているようにも見える)
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それは、下の動画を見ていたときだったのですが、・・・
1:40秒あたりから、以前に過去記事でも紹介したことのある、「ラムセス6世の幻室天井画 」・・・(「ヌトについてのもうひとつの考察」より )が出てくるのですが、ヌトの子宮の部分にスカラベが描かれていることに気がついたのです。
小さくて見えにくいですが、絵の左のほうにヌトの子宮から再び生まれた太陽神が描かれており、スカラベが太陽円盤を空に押し出すようなかたちで描かれています。
そして、ヌト女神の体内を、赤い丸で表わされている太陽(太陽神)が通過している様子も・・・。今回は、この絵の意味について深く考えてみたいと思います。
私はヒアリングが得意でないので訳がところどころで申し訳ないですが、手元にある資料などから、この動画の前半はおおむねこういうことを言ってるのではないかと推測します。
古代エジプトのスカラベ
エジプト人にスカラベ甲虫の神として知られている 「KHEPRI (ケプリ)」は、
太陽神ラーが朝、東の地平線に昇るときの神です。
ラーが空を横断する昼の時間の旅は鷹の頭を持つ男として表わされ、
夜になり、太陽が西の地平線の下に沈むと、アンダーワールド(あの世・または
冥界を意味する)を通る太陽神の夜の時間の旅の間は、羊の頭をもつ男の形をとる。
太陽の昇ることと沈むことは太陽神の誕生と死と考えられ、
古代エジプト人の埋葬のアートのモチーフに使われる。
地下(冥界)を意味する「アムーデュアト」、または「ユミーデゥアト(?)」としても知られている
新王国時代の墓にある絵で私たちは、ラーの天空を横切る旅を見ることができる。
「KV-9」に葬られている王、ラムセス6世の墓で見られるように、
( KVとは KING’S VALLEYの略で 番号は発見された順 )
ラーの天空を横断する旅の中で、夜になると太陽は母なるヌトに吸い込まれ、
明け方にはヌトから、「ケプリが太陽円盤を空に押し出す形で」 再び誕生する。
不思議なのは・・・なぜ、古代エジプト人は太陽神ラーをスカラベとして描いたのか?ということだ。
(以上、2:30あたりまで))
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以下参考まで・・・
クヌム
(Wikipediaより)
クヌム神の神話・・・クヌムは羊の頭を持つ男神。
クヌム(Khnum, Knum, Chnum, Khunemu)は、古代エジプトから伝えられている創造神の一人。
ナイル川を司る神ともされ、その起源はエジプト神話のラーよりも古いとされる。フヌムとも呼ばれる。
クヌム信仰ではこの神だけが創造神で、粘土を捏ねて他の神々や万物を作り上げたとされる。

古代エジプトのスカラベ
scarab(Yahoo!辞典より)
甲虫類に属する昆虫の一群で、タマオシコガネ、フンコロガシなどとよばれる。
獣糞(じゅうふん)を球状にして転がし、餌(え)にしたり、産卵に用いる。
古代エジプトでは、その生態に象徴的意義をみ、スカラベの姿神ケプリ(ケペリ)が崇拝された。
糞球を運ぶようすを、太陽が天空を東から西に運ばれる姿になぞらえ、ケプリ神は
太陽神アトゥムと同一視された。ケプリとは「自ら生まれた者」の意。
スカラベは「再生」「復活」「創造」のシンボルとされ、古代エジプトではその意匠は彫刻、
印章、護符、装身具などに用いられた。
彫刻ではカルナック神殿の像、大英博物館蔵の巨像が有名。
護符にはラピスラズリ、トルコ石、黒曜石、ファイアンスなどが用いられ、
裏面に所有者名や神像などを彫り、身につけたり、ミイラの包帯に巻き込んだ。
やや大形で、裏に「死者の書」を記した「心臓スカラベ」は、
ミイラの胸の上に置かれた。

(太陽を持ち上げるスカラベの右にいるのがケプリ神、左側がクヌム神だが、スカラベを手伝っているようにも見える)
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