古代のことがらを学ぶことによって、現代の指針とすることができるのではないかと思っています。

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2015 17 00:30:00

「 Duat(デゥアト)の正体 」

わたしの記事は、なるべく断定するのを避けるために分かりにくい文章になりがちですが、ここはひとつ分かりやすいよう、今日は少し具体的に書いてみようと思います。

私がコリンズ氏の本を一部翻訳してみて分かったことは、「Duat(デゥアト)」とは太陽神ラーの顕現である太陽が夜に旅する領域で、地下洞窟はそれを物理的に表現したものであるらしいこと。

また一方、ハンコックはその著書「創世の守護神(上)」の中で古代エジプトの埋葬テキストである『デゥアトにあるものの書』 について触れ、 「『 デゥアトの隠された場所 』と呼ばれる天空の領域を地上に再現するように指示した場所がある。」 と書いています。

このふたつを考え合わせると、天空にある「デゥアトの隠された場所」を地上に再現したものがギザで発見された地下洞窟である可能性がとても高いと思えるのです。

そして、もしも地下洞窟が「夜の旅」を表わしているならば、「昼の旅」を再現したものはどこにあるのか?・・・
(古代エジプト人の神話によれば、太陽神ラーの旅は「昼の旅」と「夜の旅」に分かれているので、昼の旅もきっとどこかにあるはずです。 (→ 天の川銀河を航行する「太陽の舟」参照 )

以前の記事「太陽神の死と再生・・・ヌト女神が表わしているものとは? その2 」でリンク先でお借りした写真の中の女神を見ると、ヌト女神が背中合わせにふたつに分かれているのがわかります。


ヌト女神(KV-9)
(そして、この絵のタイトルは「昼の書と夜の書」だそうです。)

                 egypt6b.jpg


そして、以前の動画によればこの絵は「ヌト」ではなく、「デゥアトとして知られている絵」だというのですから、どうやらこの女神は「ヌト」と同じ顔をして同じように見えるけれども、ふたつあるので少々別の見方をしなければならないかもしれないと思いました。

それはすなわち、古代エジプト人は、「太陽神の旅する領域」であるヌト女神を、ふたつに分けたようだと。

①、ひとつは、赤い丸で表わされた太陽神が「デゥアト」を通過しているとき。(=夜の旅。( 「夜になると太陽は母なるヌトに吸い込まれ・・・」 とあるので )

②、もうひとつは、太陽神が「デゥアト」を通過していないとき。(=昼の旅) 

(・・・・つまり、☆のマークで表わされた太陽神でない他の星々がそこを通過しているか、そこに存在しているとき。) 

そうすると、デゥアトとはなんなのか・・・?


「ヌト」はこれまで見てきたように、天の川銀河の円盤=平面を(便宜上)横から見た姿と考えられます。


       600px-Milky_Way_Arch_201503062339495cd.jpg
 

そして近年、我々のすむ太陽系は天の川銀河の赤道面付近を通過しているようです。


           galactic-alignment2_20150516100454455.jpg
           Galactic Equator=銀河の赤道面


過去記事にも引用しましたが(こちら)、ロシアの科学者アレクセイ・デミートリエフ博士の論文によれば、この付近は強い磁場や星間に存在する粒子など、エネルギーが充満した星間空間であり、太陽系にとっては非常な「難所」であるということです。

この結果、「結果的に、惑星間の領域に大量のエネルギーが投入され、太陽を揺すぶって不安定な行動をとらせ、地磁気を弱め、私たちの惑星が経験している地球温暖化を激化させている可能性があるのだ」というです。

そして、数年前から星間雲を出たり入ったりしていた太陽系が、2012年の冬至ごろからはすっぽりと「星間雲」に入ってしまったと言われています。

古代エジプトの重要な概念である「デゥアト」とは、我々の地球に現在リアルタイムで大変動を起こしているこの「星間雲」のことではないのでしょうか?

そして他方、この星間雲は、前頁で見たように「太陽の船を座礁させ、正常な天の運行を妨げる」アポピス蛇としても表現されているように思えるのです。

アポピス蛇の姿は、蛇行しながら公転しているという太陽系の軌道によく似ています。そして、その体は「砂州(さす)」でできている」ということですが、「砂州」は細かい砂の粒子の集まりなので、「星間雲に充満しているという各種の粒子」を思わせます。


            Galactic_Plane_1.jpg
             Central Galactic Plane=銀河面の中央  
             Solar System/Earth=太陽系/地球
             Cyclic Movement=周期的な動き



そして、この蛇は「世界を混沌に引き戻そうと、あらゆる悪を試みる。」とあるように、近年著しく増加している地震や火山の噴火、巨大化している台風、竜巻に洪水、季節はずれの異常な気象・・・とあげればきりがないくらい数々の異変もこのせいではないのでしょうか?
(どうやら緘口令が敷かれているようで、この点についてはその後詳しい情報が見当たりませんが、このような大規模な異変を起こせるものは他には考えられません。)

何よりも、あの「人類の遺産」とも言うべきエジプトのギザ台地に、「地下洞窟」という形で具体的に残されていることが、その重要性を物語っているように思えるのです。

そして、最後に(これはあまり考えたくありませんが)、太陽神の「夜」の旅が「死者の世界」であるナイルの西側と、地下の暗い洞窟を通ることで表わされているように、この領域では多くの人の命が失われることを暗示しているのではないでしょうか。


Duat(デゥアト)に関する関連記事・・・「2つの地平線の神」ほか

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