古代のことがらを学ぶことによって、現代の指針とすることができるのではないかと思っています。

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2016 01 00:00:00

「 海に沈んだ大陸の伝説 」


先日まで「古代エジプト・アトランティス」のカテゴリーでイースター島のことを書いてきましたが、もう少しこの本の『 洪水伝説 』、また『 沈んだ大陸 』についての伝説について知りたい方のために、関係するところだけを探してピックアップしてみました。

私自身まだこの本を全て読んだわけではないのですが、興味深いところだけをとっても、いかに洪水伝説が世界中に存在しているものなのか、またこうした話が単なる「オカルト」として扱われているのではなく、世界中でまじめに研究されてきたものなのかを実感することができます。


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・・・・・・北はハワイ諸島から南はニュージーランドまで、西はタヒチ島から東はイースター島にいたるポリネシアの島々で前世紀および今世紀の多くの研究者が、洪水と海底に沈んだ「大陸」に関するさまざまな伝説を採集した。

ハワイ諸島で何世代ものあいだ語りつがれた伝説によれば、大昔にカ・ホッポーオーカネ(ポリネシアの大神、ほかの島ではタネ)と呼ばれる巨大な大陸があった。

この大陸は、フィジー諸島にいたるポリネシアのすべての島々を含んでいた。しかし、カイ・ア・カヒナリイ(カヒナリイの海)と読んでいる大洪水がおこってこの大陸は水没、わずかにその高い山の頂きー現在のポリネシアの島々とフィジー諸島ーのみが残った。

(その昔太平洋に大きな島があり、太平洋の島々は海底に沈んだ大陸のかけらではないかと考える「パシフィス大陸説」がある。)

そして賢明な魔法使いヌーによってごく少数の人々がこの大洪水から救われた。


・・・・・・イースター島の木簡(もっかん)に刻まれた象形文字ロンゴ・ロンゴが、インダス文化の創造した民族の文字と驚くほど似ているのは、なぜだろうか。マヤ族の建築、絵画、文字とそこから何千キロも離れた古代エジプトや中世のカンプチャの文化とのあいだに共通点が見出された。

・・・・・・・世界のさまざまな言語のあいだで、発音と意味が似通ったことばのあることがわかった。・・・・・・・このような類似や一致の例はこのほかにもたくさんあるが、このことは、すべての古代文明がひとつの中心から発したことを物語っているのではないだろうか

洪水伝説が似ているのは、かつてこの中心が大災害で全滅したことを示しているのではないか。

もしそうだとしたら、地球上のどこにその人類の文明の発祥の地はあったのだろうか。

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インドにもさまざまな洪水伝説が残っており、そのひとつ 『シャタパタ・ブラーフマナ』 には一匹の魚によって洪水から救われたマヌという名の男の話があるが、これは聖書に出てくるノアの洪水伝説とそっくりです。

しかし、この話は3000年も前に書かれたものであり、驚くべきことに旧約聖書よりも年代が古いので、その影響を受けるということは考えられないそうです。

このほかに、インドには国民的二大叙事詩のひとつ 『マハー・バラータ 』 があり、洪水のことがもっと詳しく描かれているといいます。以下はその物語です。

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一匹の魚が予言者であり、聖なる歌い手であるマヌに自分を育ててくれるようにたのむ。

マヌはその頼みを聞き入れ、魚を最初は水がめ、次に大きな池とガンジス川で育て、それから海にはなしてやる。


海にはなたれた魚がマヌに言った。

「大いなる主よ!あなたは全力をつくして私を守ってくれた。

今度は、その時がきたらあなたがやらねばならぬことを私が話しますから、それを聞いてください。

まもなく大地にあるすべてのもの、動くものも動かぬものもすべてなくなるでしょう。

今や天地を清めるときがきたのです。だからあなたに役立つことを教えましょう。

丈夫な船を作り、それに綱をつけなさい。

そして予言者リシの家族とともにその船に乗り、昔からブラーフマナ『梵書』に書かれているすべての種子をよく選んで積み込みなさい。

船に乗ったら、私を探しなさい。角があるからすぐわかります。・・・・・・・」



洪水が起こった。

大洪水


マヌと予言者リシの家族が乗り込んだ船は、魚の角に綱を結びつけ、大波のうち騒ぐ海を進んでいった。

・・・・・・こうして魚は何年も船を引っ張りつづけ、ついに高い ヒマヴァット山 (ヒマラヤの古名)に船をつけた。



そのとき親切な魚は、マヌたちにいった。

「わたしはプラジャー・パティ(造物主)だ。わたしより上のものは、この世にはない。

魚の姿となってわたしは、この大いなる災難からお前たちを救った。

マヌよ、あらゆる生き物ー神々とアスラ(特殊な神々の呼び名)ら、人間、動くもの、動かぬもの、すべてのものを再びつくりなさい。・・・・・・・」




このほか、最高神ヴィシュヌにささげられたもっとも長い物語のひとつ、 『ブハガワタ・プーラン』 の中には宇宙のひとつの輪廻の終わりとなる大洪水に関する詳しい物語が含まれているという。

『 ブハガワタ・プーラン 』 をサンスクリット語から訳して出版したフランスの有名なサンスクリット学者ビュルヌールは、インドの洪水伝説がバビロニアから伝わったことは疑問の余地がない、と見ていた。

しかし20世紀になってメソポタミアやインド亜大陸で新しい発見が行われたため、旧約聖書、「ギルガメシュ叙事詩 」、シュメールの伝説、インドの「シャタパタ・ブラーフマナ」や「マハー・バラータ 」の筋が驚くほど似通っている点を再検討せざるをえなくなった。・・・・・・・

ここで今をさる5000~6000年の昔にさかのぼってみよう。

古代インドの歴史と文化を研究している学者によると、聖典 「ヴェーダ」や「マハー・バラータ 」をはじめとする古代インド文明が誕生するはるか以前に、古代エジプトやメソポタミアと同じ年代のもっと古い文明があった。

独特の文字と建造物、都市をもつ人類文化の第3の揺籃の地がインドに存在していたことになる。

原インド文明(インダス文明)と呼ばれる最古のインド文明の遺跡は、今世紀の20年代にすでにガンジス川流域で発見され、その発掘は現在もつづけられている。

・・・・・・・だが学者たちの必死の努力にもかかわらず、インダス文明の源流ともいえる原始文化の遺跡は残念ながらまだ発見されていない。

世界各国の学者がコンピュータをつかって分析したところによると、象牙製の印象、護符、さげかざりに刻まれたインダス文字の刻文、謎の象形文字が、ドラヴィダ語群に属する言語であることがわかった。

ドラヴィダ語群を話す人々が住んでいるのは、主にインド亜大陸の南部であるが、インダス文明の遺跡が発見されているのは、その 北、東、西 である。

・・・・・・・・しかし、たとえそうであっても、ドラヴィダ人の起源、その発祥地の問題は解決されない。
ドラヴィダ人自身は、彼らの文化の揺らんの地が、インド洋の海底に没した南方大陸にあったと考えている。

インド亜大陸のドラヴィダ語族のひとつであるタミル族には、古い文学の伝統がある。
伝説によると、この伝統は、最初のサンガ(僧団)にさかのぼるという。

その創始者はヒンズー教の三大神のひとつシバで、この神は、「海にのみこまれたマドゥライの町にいた」といわれる。

中世タミル文学の作者達は、かつて南にあった彼らの発祥の地、「タマラハム」を海がのみこんだ、と考えていた。

レニングラードのドラヴィダ語学者グロフによれば、タミル人の発祥の地が海に沈んだという伝説は13~14世紀の文学者が考え出したものではなく、タミル文学に約2000年にわたって存在しているという。

だが、この伝説の起源がもっと古いことを示す実在の証拠がある。

たとえばタミル文学の枠をこえ、南インドのほかの諸民族の神話やフォークロアを調べてみると、サンガおよび海に沈んだ帝国というタミルの伝説が、「人類発祥の地に関する伝説」ともいえる伝説群に入ることがわかる。


・・・・・・これまで文明の発祥地として、古代エジプト、メソポタミア、インドが候補にあげられた。

また新大陸の文化が旧大陸の文化よりも古く、南米アンデスこそが文明の揺らんの地だという説も出された。

だがこれらの説はいずれも、認められなかった。

もしかしたら、 「中心 X 」 は、陸上でなく海底に、現在ある大陸ではなく、海底に沈んだ大陸に捜し求めるべきではないだろうか。

この考えをもっともはっきりと表明したのは、古代の言語と歴史に通じていたロシアの詩人ブリューソフである。

「人類最古の文明を土台にして、それらのすばらしい共通性を説明できるようなものを見出さねばならない。

現在まで発見されたすべての文明に発達のきっかけを与えた未知の文明 「X」 を見出すことが急務である。

古代エジプト、バビロニア、エーゲ海周辺、ローマの人々は、私たちの師、現代文明の「師」であった。

では彼らの師 はいったい誰であろうか。『 師 の 師 』という輝かしい名で呼ばれる民族はだれであろうか。


これまでの伝説によれば、その答えは、アトランティス人である。」





南極を中心とした正距方位図法

南極を中心とした正距方位図法の世界地図。

四方を海に囲まれた南極大陸から見れば、イースター島および太平洋の島々・アンデスや中南米のマヤなどにもつながっている南米・エジプトのあるアフリカ大陸・インド南部にも船で行けばいずれも近く、たどりつきやすいことに注目。

(以前の記事「アトランティス伝説」で書いたように、厚い氷の下に閉じ込められた南極大陸の約半分(つまり、平野部のほとんど)は海の下に沈んでいる。)



(以上、(教養文庫)「ノアの大洪水」A・コンドラトフ著より引用)
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