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古代のことがらを学ぶことによって、現代の指針とすることができるのではないかと思っています。



   
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ヌトについてのもうひとつの考察

   
また、もうひとつヌトについての解説にこういう話があったと思います。

毎日ヌトの体をつたって航行する太陽神が、夕方にはヌトの口に吸い込まれ、夜は地下に下って冥界を旅し、翌朝、彼女の子宮から再び生み出されるのだという話です。


ヌト
  ラメセス6世の幻室天井画、太陽の航海「昼の書」を題材にパピルス画にしたもの
(http://item.rakuten.co.jp/suibi-do/k4p3/より画像お借りしてきました)


「毎日」ということばはさておき、太陽神を乗せた船が、ヌトの体をつたって航行するという概念・・・これは、「天の川」と呼ばれ、地球から見ると星の集まった「川」のように見える銀河系の中を、我々を含む太陽系が公転(または航行)していることを、古代人にわかりやすく伝えようとしたものなのではないでしょうか?

これまで述べてきたように、大洪水が太古のむかしに実際起こったということを前提とすると、それまでの文明がすべて水の泡に消え、人類は1からやり直さなければならなかったことになります。

仮に洪水以前の高度な文明をもった人間が少数でも残っていたとすると、宇宙で起こったある事件に関して、彼らが伝えようとしていた事柄を人間が理解できるレベルに達するには、あと何千年~1万年もかかるだろうということを、彼らは予測していたように思えるのです。

何しろ私たち人類は銀河系のことはおろか、自分たちの住んでいる地球が球体であり、太陽の周りを回っているということすらつい最近まで知らなかったのですから。(コペルニクスの登場する16世紀までは、地球は宇宙の中心にあり、まわりの天体が動いているという天動説がおおむね信じられてきたそうです)

・・・その太陽が太陽系の惑星を引き連れて、さらに壮大な大きさを持つ銀河系の中を回っているなどと、いったい誰が理解できたでしょう?

そんな我々の祖先を前にし、宇宙に関する高度な概念を後の世まで伝えてもらうには、「ヌト」と「ゲブ」のような形で擬人化し、「わかりやすいような象徴や物語に置きかえた話」にして提示するよりほかに方法がなかったのではないでしょうか?

だから前ページ写真のように、天の川と大地の形を見えたまま絵にしたのではないかと思えるのです。

関連記事・・・天の川銀河を航行する太陽の舟


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