お詫びと訂正・・・(オリオン座の三ツ星と3大ピラミッドとの関係について)で、オリオン座の三ツ星とギザの3大ピラミッドとの配置が完全に一致していないことをお詫びして訂正したわけですが、にもかかわらず、「 天界を映(うつ)す鏡 」の記事を残したのには、わけがあります。
それは、たとえギザのピラミッドとオリオン座の三ツ星の配置が一致していなかったとしても、オリオン座がピラミッドにとって重要な意味を持つ星座であるとともに、エジプトにおけるゼプ・テピ(最初の時)を指し示すのに重要な役割をもっていることに変わりはないと思うからです。
この記事の中で「天空において、オシリスの星はオリオンだ。この星座を古代エジプト人は、「サア Sah=遠くへ大股で歩くもの」と認識し、特徴ある三つのベルト・スターで描写していた。またオシリスは、「最初の時」を支配していた とも言われている。・・・・・・
つまり、この時代は天文学的に「最初の時」=歳差周期の上昇期の始まりでもあったのだ。」
とありましたが、「歳差周期の上昇期」とはどういう意味なのかについての説明をはぶいていたので、ここに補足したいと思います。(上記の抜粋の中では、「紀元前1万500年」と概数になっていますが、下では「1万450年」とより正確に述べています。)

・・・なぜなら、地上の配置は紀元前1万450年にしか現れなかった2つの非常に変わった天空の現象を示しているからだ。第一に、紀元前1万450年のギザから見た天の川は、ナイル低地と完全に重なっている。

for National Geographic News May 18, 2013
(写真はマダガスカル島東方、フランス領レユニオン島海岸から、インド洋上空を撮影したもの。)
第二に、この時期、天の川の西側にあるオリオンの三ツ星が、歳差周期において一番緯度が低い位置にある。・・・・・・中略
読者の方は、すでに地球の軸の旋回が起こす現象には精通しているだろう(歳差運動のこと)。この現象のため、春分の日の出の背景は黄道帯に横たわる12の星座の間で次々と変わっていき、その周期は2万6000年だ。
この現象は、目に見えるすべての星の動きにも影響を与え、オリオン星座も非常にゆっくりとだが、緯度を大きく変える。
(オリオン座の三ツ星の一番下の)アルニタクが南の空を通過する一番高い緯度から(ギザから見て南地平線から58度11分)、一番低い緯度(11度08分)に達するまでは1万3000年かかる。
それから再び1万3000年かけて、ベルトの星アルニタクはゆっくりと58度11分の位置まで戻る。
この周期は永遠につづく。1万3000年昇り、1万3000年下り、1万3000年昇り、1万3000年下る。
・・・・・・・中略
・・・でもなぜ、歳差運動に関連した12宮の星座とは一見関係なさそうに見えるこの星座(オリオン座)は、
地球から見て13000年ごとに上下運動を繰り返すように見えるのだろう?
また紀元前1万450年頃、春分の日の太陽は獅子座を背景にして昇った。
ギザの地上では、この現象がスフィンクスというライオンの形をした建造物によって記録に残された。
これは、これらの建造物の古さを証明する公式書類の2つ目の署名のようだ。
つまり紀元前1万1000年は「天空の臼」が壊れた後で、春分の星座もおとめ座から獅子座に変わり、ギザに造られたスフィンクスが春分の日の出の時に、自分の星座と対面することができた唯一の時期だということになる。

(神々の指紋 下)
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