アンコールつづき



2013.02.21
どうでしょうか?
今まで、ピラミッドと星との関わりについて知っていた方でも、アンコールの遺跡についてはご存知なかった、あるいは関心をもっていなかったという方も多いのではないでしょうか?

アンコール遺跡
私も、この本を読むまでは知らなかったので、「目からうろこ」でした。あらためて、これらの関係に気づいたハンコックの洞察力とあくなき探究心にはただただ敬服するばかりです。ここで、私としては皆さんに、過去記事で書いたトト神のことばを思い出して欲しかったのですが・・・トト神のことば…「上にあるごとく、下にもある」
ところで、皆さんには「これだけの根拠があれば、これらの遺跡が紀元前10500年にピタッと照準を合わせているのは本当に違いない」と思っていただけたでしょうか?・・・・・・それとも、いやいや、そんなのただの偶然、あるいはこじつけにすぎないと思われたでしょうか。
また、これまでの常識のように、ピラミッドやアンコール遺跡が築かれたのがそんなに古い時代のわけがない、と思われた方もいるかもしれません。
あるいはまた、「 宇宙空間における地球(あるいは太陽系)の動きと、その周期 」を教えるために古代人がこれらの遺跡を造ったのかもしれないとは思うけれど、それを信じるにはまだ何かが「足りない」と感じた方もいることでしょう。
その感じ方は、それでいいと思います。なぜなら、これで「十分じゃない」感じ」は、ある意味正解だからです。
前記事では触れませんでしたが、そこには確かに何かが「欠けている」のです。その欠けているものがなんなのか、気づかなかった方もいるかもしれません。そして、その理由は、自分では思わぬところにあるかもしれないのです。
なぜなら、方位は4つあるのに、その1つが欠けているからです。つまり、東がスフィンクスで、南がオリオン座、北にあるのが竜(りゅう)座です。
西には「水瓶座」があったのに、それについては私がなにも触れなかったからです。3つだけでは完全じゃないのです。なにしろ、方位は「4つ」あるのですから。
ハンコックは、この足りない一片について何か書いてないか調べてみたところ、意外にもこれについてはほんのちょっとしか触れていないのです。察するに、これだけ精力的に世界中を巡り、古代遺跡の謎を追って海の底にまで潜ったこの人物でさえ、これを調べるだけの余力は残っていなかったのかなあと・・・・
それでも、いくつか興味深いヒントを見出すことができたので、それについて書いてみたいと思います。「天の鏡」のいちばん最後のほうです。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。.。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
・・・西暦2000年の3月21日(あるいはその前後一世紀のある時)に、ギザにいると想像してほしい。スフィンクスの脚の間から、スフィンクスの視線に合わせて東を見ているとしよう。
夜明けの一時間ほど前に、水瓶座が東の地平線から姿を現し、太陽が昇る位置の真上にくるのを目にするだろう。
水がめ座
古代の黄道十二宮では、水瓶座は壺から水を注ぐ人の姿で表されるのが普通だ。
だが、文化によっては、上昇する鳥の姿で描かれる場合もある。
ローマ人は水瓶座を クジャクやガチョウ などさまざまに解釈した。
マヤ族は「コズ」と見た。つまり、「天空のハヤブサ」だ。
また1920年、英国の学者キャサリン・モルトウッドは、古代ヒンドゥー教徒が水瓶座を怪鳥ガルーダと同一視していたかもしれないと言った。
ガルーダは、「頭と翼と鉤爪(かぎづめ)がワシで、胴と手足が人間」だ。
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星座というのは、見る人によっては全く別のものに見えることがあります。
例えば、オリオン座は古代エジプトでは「遠くへ大股で歩く人」ですが、日本では「鼓星(つづみぼし)」と呼んでいた地方があったそうです。

オリオン座
上の記述によれば、水瓶座は「上昇する鳥の姿で描かれる場合もある」し、「ハヤブサやワシ」などにも見える(!)とあったので、即「ホルス神」のことを思い出して、水瓶座をあらためて見てみたのですが・・・

エジプトのホルス神

水がめ座

ワシ
なるほど、「ハヤブサやワシなどの猛禽類にも見えるなあ」と思いました。
「ヒンドゥー教徒が水瓶座をガルーダと同一視していたかもしれない」というのは、案外当たっているかもしれません。
すると、ガルーダはエジプトの鷹(タカ)人間であるホルスと同一人物なのかも、と思っていたのは的外れで、ガルーダ=水がめ座から来ているというのが正解なのかもしれません。
この説をもう一度検討するために、念のためガルーダと関係ありそうなヤタガラスを調べていたその時・・・突然、水がめ座の写真がヤタガラスに見えたのです。
まさか・・・と思ってもう一度見てみても、やっぱり「首をちょこっと横に向けたカラスで、大きく開いた足が3本」あるように見えるのです。そう、以前に調べたあの「ヤタガラス」です!
ヤタガラス
もともと、カラスに3本も足があるなんて変だなあと思いながらも、その正体が分からなくて困っていたのですが、
「ガルーダ=水がめ座」で、かつ「水がめ座=ヤタガラス」なら、やっぱり「ガルーダ=ヤタガラス」ということになるのでしょうか?。。。
(この発見に、なんだかワクワクしてしまいました♪)
念のため、こんどはWikipediaで調べてみると、八咫烏は『日本書紀』や『古事記』に登場するそうで、 「『日本書紀』には、金鵄(金色のトビ)が登場する。八咫烏と金鵄(きんし)は、しばしば同一視ないし混同される」とのこと。
そうすると、八咫烏の正体は、「カラス」ではなく鳶 「トビ」 だったのか。う~ん、ややこしい・・・(つづく)
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今まで、ピラミッドと星との関わりについて知っていた方でも、アンコールの遺跡についてはご存知なかった、あるいは関心をもっていなかったという方も多いのではないでしょうか?

アンコール遺跡
私も、この本を読むまでは知らなかったので、「目からうろこ」でした。あらためて、これらの関係に気づいたハンコックの洞察力とあくなき探究心にはただただ敬服するばかりです。ここで、私としては皆さんに、過去記事で書いたトト神のことばを思い出して欲しかったのですが・・・トト神のことば…「上にあるごとく、下にもある」
ところで、皆さんには「これだけの根拠があれば、これらの遺跡が紀元前10500年にピタッと照準を合わせているのは本当に違いない」と思っていただけたでしょうか?・・・・・・それとも、いやいや、そんなのただの偶然、あるいはこじつけにすぎないと思われたでしょうか。
また、これまでの常識のように、ピラミッドやアンコール遺跡が築かれたのがそんなに古い時代のわけがない、と思われた方もいるかもしれません。
あるいはまた、「 宇宙空間における地球(あるいは太陽系)の動きと、その周期 」を教えるために古代人がこれらの遺跡を造ったのかもしれないとは思うけれど、それを信じるにはまだ何かが「足りない」と感じた方もいることでしょう。
その感じ方は、それでいいと思います。なぜなら、これで「十分じゃない」感じ」は、ある意味正解だからです。
前記事では触れませんでしたが、そこには確かに何かが「欠けている」のです。その欠けているものがなんなのか、気づかなかった方もいるかもしれません。そして、その理由は、自分では思わぬところにあるかもしれないのです。
なぜなら、方位は4つあるのに、その1つが欠けているからです。つまり、東がスフィンクスで、南がオリオン座、北にあるのが竜(りゅう)座です。
西には「水瓶座」があったのに、それについては私がなにも触れなかったからです。3つだけでは完全じゃないのです。なにしろ、方位は「4つ」あるのですから。
ハンコックは、この足りない一片について何か書いてないか調べてみたところ、意外にもこれについてはほんのちょっとしか触れていないのです。察するに、これだけ精力的に世界中を巡り、古代遺跡の謎を追って海の底にまで潜ったこの人物でさえ、これを調べるだけの余力は残っていなかったのかなあと・・・・
それでも、いくつか興味深いヒントを見出すことができたので、それについて書いてみたいと思います。「天の鏡」のいちばん最後のほうです。
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・・・西暦2000年の3月21日(あるいはその前後一世紀のある時)に、ギザにいると想像してほしい。スフィンクスの脚の間から、スフィンクスの視線に合わせて東を見ているとしよう。
夜明けの一時間ほど前に、水瓶座が東の地平線から姿を現し、太陽が昇る位置の真上にくるのを目にするだろう。

水がめ座
古代の黄道十二宮では、水瓶座は壺から水を注ぐ人の姿で表されるのが普通だ。
だが、文化によっては、上昇する鳥の姿で描かれる場合もある。
ローマ人は水瓶座を クジャクやガチョウ などさまざまに解釈した。
マヤ族は「コズ」と見た。つまり、「天空のハヤブサ」だ。
また1920年、英国の学者キャサリン・モルトウッドは、古代ヒンドゥー教徒が水瓶座を怪鳥ガルーダと同一視していたかもしれないと言った。
ガルーダは、「頭と翼と鉤爪(かぎづめ)がワシで、胴と手足が人間」だ。
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星座というのは、見る人によっては全く別のものに見えることがあります。
例えば、オリオン座は古代エジプトでは「遠くへ大股で歩く人」ですが、日本では「鼓星(つづみぼし)」と呼んでいた地方があったそうです。

オリオン座
上の記述によれば、水瓶座は「上昇する鳥の姿で描かれる場合もある」し、「ハヤブサやワシ」などにも見える(!)とあったので、即「ホルス神」のことを思い出して、水瓶座をあらためて見てみたのですが・・・

エジプトのホルス神

水がめ座

ワシ
なるほど、「ハヤブサやワシなどの猛禽類にも見えるなあ」と思いました。
「ヒンドゥー教徒が水瓶座をガルーダと同一視していたかもしれない」というのは、案外当たっているかもしれません。
すると、ガルーダはエジプトの鷹(タカ)人間であるホルスと同一人物なのかも、と思っていたのは的外れで、ガルーダ=水がめ座から来ているというのが正解なのかもしれません。
この説をもう一度検討するために、念のためガルーダと関係ありそうなヤタガラスを調べていたその時・・・突然、水がめ座の写真がヤタガラスに見えたのです。
まさか・・・と思ってもう一度見てみても、やっぱり「首をちょこっと横に向けたカラスで、大きく開いた足が3本」あるように見えるのです。そう、以前に調べたあの「ヤタガラス」です!

ヤタガラス
もともと、カラスに3本も足があるなんて変だなあと思いながらも、その正体が分からなくて困っていたのですが、
「ガルーダ=水がめ座」で、かつ「水がめ座=ヤタガラス」なら、やっぱり「ガルーダ=ヤタガラス」ということになるのでしょうか?。。。
(この発見に、なんだかワクワクしてしまいました♪)
念のため、こんどはWikipediaで調べてみると、八咫烏は『日本書紀』や『古事記』に登場するそうで、 「『日本書紀』には、金鵄(金色のトビ)が登場する。八咫烏と金鵄(きんし)は、しばしば同一視ないし混同される」とのこと。
そうすると、八咫烏の正体は、「カラス」ではなく鳶 「トビ」 だったのか。う~ん、ややこしい・・・(つづく)
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