万物の「回帰」していく場所



2013.03.31
だいぶ間が空いてしまい、申し訳ありませんでした。前々回の記事…「水瓶座の勝利 」のつづきです。
しし座、オリオン座、竜(りゅう)座、水瓶座
・・・だが、はるかに重要なことは、どちらの場所にも巨大な建造物があり、紀元前10500年の春分の夜明けの4つの特別な星座(しし座、オリオン座、竜座、水瓶座)をモデルとしているということだ。

紀元前10500年において、水瓶座は真西に沈み、獅子座は真東に昇り、オリオン座は真南の子午線上にあり、竜座は真北の子午線上にあった。
これらの星座のうち、2つは(獅子座とオリオン座)ギザでモデルとされ、3番目(竜座)はアンコールでモデルとされているが、これが偶然とは、まったく思えない。特に、ひとつひとつが異なる方向を向いているからだ。
このように非常に捉えがたい、弁解の余地のない陰謀の裏には、周到に練られた計画があったことは明白なようだ・・・・・・そしてその計画は「組織」によって細工されたのだ。そのような「組織」であれば、世界規模の大プロジェクトを完成するはずだ。
したがって、歴史のある時点で、地球上のどこかに、水瓶座――紀元前10500年の不思議な天界における第4の星座――を思い起こさせる神殿を建てるのではないだろうか?
世界共通のパターンに従うと、そのような神殿は、水瓶座を「思わせ」あるいは「似て」おり、西を向くはずだーーそう、アンコール寺院郡が北を向き、ギザのピラミッド郡が南、大スフィンクスが東を向くように。
また、ギザとアンコールは経度にして72度離れている。歳差運動に関わる、重要な数だ。
(グラハム・ハンコック「天の鏡」より)
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・・・とこのようにハンコックは結んでいますが、世界のどこかにあるかもしれないこの水瓶座の遺跡を探すには、私たちにはもう時間があまり残されていないのかもしれません。
むしろ、まさに水瓶座の時代を迎えた我々が「今」どう生きるべきなのか、そしてはるか古代の人々が我々に送ってくれたメッセージから学べることは何なのか、ということの方がより大事なのではないでしょうか。
ところで、「水瓶座の勝利」の中に引用したように、ハンコックは、フェニックスについて『死が存在する前に生まれたもの』で、「万物の永遠の回帰と物質に対する魂の勝利を象徴した」と書いていますが、この部分、ハンコックが何を言わんとしているのか分かりづらいので、少々私なりの考察を加えてみたいと思います。
「万物の永遠の回帰」という部分ですが、「永遠」という言葉を抜かすと、「万物の回帰」となります。でも、もともと万物がどこから来たのかがわかっていなければ、どこへ回帰するのかもまた、分からないはずです。
私はこの文の中の、「死が存在する前から生まれたもの」という言葉で、思い出したことがありました。
それは、この世界が始まったとされる聖書の「エデンの園」で、アダムとイブが幸福に暮らしていた時には、「死」はまだ存在していなかったのだということを。
神が最初人間を創られた時には、人間は永遠に生きる存在でした。このときはまだ、神と人は非常に親しい関係にあったとされています。
ところがそんな楽園に「死」がはいったきっかけは、蛇が人間の女性であったイブを誘惑し、イブが神から禁じられていた木の実をとって食べたことから始まったと聖書には記されています。(その後、イブは夫のアダムにも与えたので、アダムもそれを食べてしまいました。)
その後、神はアダムとイブにそれぞれ、神のいいつけに背いた報いを宣告します。
・・・・・・また、(神は)アダムに仰せられた。「あなたが、妻の声に聞きしたがい、食べてはならないとわたしが命じておいた木から食べたので、土地は、あなたのゆえにのろわれてしまった。あなたは、一生、苦しんで食を得なければならない。
土地は、あなたのために、いばらとあざみを生えさせ、あなたは、野の草を食べなければならない。あなたは、顔に汗を流して糧を得、ついに、あなたは土に帰る。あなたはそこからとられたのだから。あなたはちりだから、ちりに帰らなければならない。
(創世記3―17~19)
この、「ちりに帰る」という言葉が、人間としてのアダムの肉体の「死」に相当すると考えられます。
つまり、万物が「帰る」地点とは、このアダムとイブが幸福に暮らしていたところ、すなわち、「罪と死がまだこの世界に入らず、神と人とが共に歩んでいた地点」ということになるのだろうと思えるのです。

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しし座、オリオン座、竜(りゅう)座、水瓶座
・・・だが、はるかに重要なことは、どちらの場所にも巨大な建造物があり、紀元前10500年の春分の夜明けの4つの特別な星座(しし座、オリオン座、竜座、水瓶座)をモデルとしているということだ。

紀元前10500年において、水瓶座は真西に沈み、獅子座は真東に昇り、オリオン座は真南の子午線上にあり、竜座は真北の子午線上にあった。
これらの星座のうち、2つは(獅子座とオリオン座)ギザでモデルとされ、3番目(竜座)はアンコールでモデルとされているが、これが偶然とは、まったく思えない。特に、ひとつひとつが異なる方向を向いているからだ。
このように非常に捉えがたい、弁解の余地のない陰謀の裏には、周到に練られた計画があったことは明白なようだ・・・・・・そしてその計画は「組織」によって細工されたのだ。そのような「組織」であれば、世界規模の大プロジェクトを完成するはずだ。
したがって、歴史のある時点で、地球上のどこかに、水瓶座――紀元前10500年の不思議な天界における第4の星座――を思い起こさせる神殿を建てるのではないだろうか?
世界共通のパターンに従うと、そのような神殿は、水瓶座を「思わせ」あるいは「似て」おり、西を向くはずだーーそう、アンコール寺院郡が北を向き、ギザのピラミッド郡が南、大スフィンクスが東を向くように。
また、ギザとアンコールは経度にして72度離れている。歳差運動に関わる、重要な数だ。
(グラハム・ハンコック「天の鏡」より)
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・・・とこのようにハンコックは結んでいますが、世界のどこかにあるかもしれないこの水瓶座の遺跡を探すには、私たちにはもう時間があまり残されていないのかもしれません。
むしろ、まさに水瓶座の時代を迎えた我々が「今」どう生きるべきなのか、そしてはるか古代の人々が我々に送ってくれたメッセージから学べることは何なのか、ということの方がより大事なのではないでしょうか。
ところで、「水瓶座の勝利」の中に引用したように、ハンコックは、フェニックスについて『死が存在する前に生まれたもの』で、「万物の永遠の回帰と物質に対する魂の勝利を象徴した」と書いていますが、この部分、ハンコックが何を言わんとしているのか分かりづらいので、少々私なりの考察を加えてみたいと思います。
「万物の永遠の回帰」という部分ですが、「永遠」という言葉を抜かすと、「万物の回帰」となります。でも、もともと万物がどこから来たのかがわかっていなければ、どこへ回帰するのかもまた、分からないはずです。
私はこの文の中の、「死が存在する前から生まれたもの」という言葉で、思い出したことがありました。
それは、この世界が始まったとされる聖書の「エデンの園」で、アダムとイブが幸福に暮らしていた時には、「死」はまだ存在していなかったのだということを。
神が最初人間を創られた時には、人間は永遠に生きる存在でした。このときはまだ、神と人は非常に親しい関係にあったとされています。
ところがそんな楽園に「死」がはいったきっかけは、蛇が人間の女性であったイブを誘惑し、イブが神から禁じられていた木の実をとって食べたことから始まったと聖書には記されています。(その後、イブは夫のアダムにも与えたので、アダムもそれを食べてしまいました。)
その後、神はアダムとイブにそれぞれ、神のいいつけに背いた報いを宣告します。
・・・・・・また、(神は)アダムに仰せられた。「あなたが、妻の声に聞きしたがい、食べてはならないとわたしが命じておいた木から食べたので、土地は、あなたのゆえにのろわれてしまった。あなたは、一生、苦しんで食を得なければならない。
土地は、あなたのために、いばらとあざみを生えさせ、あなたは、野の草を食べなければならない。あなたは、顔に汗を流して糧を得、ついに、あなたは土に帰る。あなたはそこからとられたのだから。あなたはちりだから、ちりに帰らなければならない。
(創世記3―17~19)
この、「ちりに帰る」という言葉が、人間としてのアダムの肉体の「死」に相当すると考えられます。
つまり、万物が「帰る」地点とは、このアダムとイブが幸福に暮らしていたところ、すなわち、「罪と死がまだこの世界に入らず、神と人とが共に歩んでいた地点」ということになるのだろうと思えるのです。

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